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【インタビュー vol.2】エポカ クリエイティブディレクター 常ひとみ | ニットの可能性を、今後も「ラ・マリア」を通じて探究していきたい

2020.12.04

【インタビュー vol.2】エポカ クリエイティブディレクター 常ひとみ | ニットの可能性を、今後も「ラ・マリア」を通じて探究していきたい

エポカのクリエイティブディレクターである常ひとみに、「ニット」にフォーカスしたシリーズ「La maglia/ラ・マリア」についてインタビュー。
「ラ・マリア」は、イタリア語で「編み物」の意で、ブランドを象徴するアイテム。常が抱く、一本の糸から紡ぎ出されるニットを中心としたコレクションへのこだわりや思いとは。

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「ラ・マリア」は、女性のライフスタイルに寄り添ったものづくりとニットへの探究心から生まれた一つの形

  • ーーどのような思いから「ラ・マリア」は誕生し、現在に至るのか。

    ニットデザイナーとしてエポカに携わるようになってからは、大人の女性にふさわしいエレガントさを大切にデザインしてきました。さらにエポカらしさを追求する過程で、一人の女性のライフスタイルに寄り添うニットを作りたいという思いが強くなり、一般的にファブリックで作るものをニットで作ったらどうなるのかという発想から「ラ・マリア」が誕生しました。シーズンを重ねるごとに進化を続け、今ではセーターにとどまらず、構築的なフォルムのドレスやスカートなど、フルアイテムを作ることでコーディネートや着用シーンの幅が広がりました。

ーーとはいえ、最初は試行錯誤の連続だった。

エポカらしさを追求する上で欠かせないのはクオリティ。袖を通した時の高揚感や長く安心して愛用いただけるアイテムに仕上げていくことも、大切な使命だと考えています。ニットは選ぶ糸やその撚り方、編みの手法によって表情が繊細に変化するものです。イメージした製品に仕上げるために、時には工場まで直接出向き、職人と対話を重ねることでクオリティをアップデートしてきました。職人に自分が理想とする素材感や編み方などを話すと「かなり高額になりますが、いくらで売るつもりですか?」と言われたこともありました。エポカのデザインチームにはニットのパターンナーがいるので、試行錯誤を繰り返しながら、パターンナーがひいた構築的なシルエットをニットに落とし込んでいきました。

ーーそんな「ラ・マリア」をエポカの中では、どのような位置付けと捉えているのだろうか。

たくさんの顧客やファンの方がいらっしゃって、毎シーズン楽しみにしてくれています。そういった意味では、注目度の高い人気のコレクションになっていると思います。今シーズンは、秋と冬に分けて展開することで、スタイリングやシーンに広がりを持たせるようにしています。また異素材とのハイブリッドという形で表現することで、ニットのみで仕上げたものにはない表情と、コーディネートの提案を実現していると思います。プリントとのコーディネートの組み合わせも含めて、さらに幅が広がっていっていると感じています。

ーーそして、昨年より「ラ・マリア イン・カーサ」がスタート。

エポカにはオンシーンに着ていく服が多い中、リラックスできるホームウエアをニットで表現したいというところから生まれました。サスティナブルな要素を加えた材料選びや服作りを、「ラ・マリア・イン・カーサ」という別ラインからスタートさせたかったという思いもあります。今期のアイテムには「ボット・ジョゼッペ」という、世界最高峰のイタリアの紡績メーカーの糸を採用しています。ノンミュールジングウールと呼ばれる、ストレスの無い環境で飼育された羊から採取された糸は、上質かつ繊細。肌触りも優しく、着心地もとても快適なものになっています。

女性らしさを醸しつつ軽くて暖かい、ニットの冬コレクション「ラ・マリア・デューエ」

ーー進化を続けるエポカにあって「ラ・マリア・デューエ」もその一つ。

「ラ・マリア・デューエ」は、冬に向けて着ていただきたいコレクションです。アイテムによって縮絨を変えるなど、厚みや風合いに変化を出すことでニットの魅力を表現しています。今シーズンの「デューエ」では、ジーロンラムという生後6ヶ月の羊の柔らかい毛を採用し、カシミヤをブレンドさせた特別な糸を使用しています。そのため、ふんわりとした風合いが心地よく、暖かく保温性に優れたアイテムに仕上がっています。今回はアイテムの幅をコートにまで広げて展開しています。

  • レースとのハイブリッドで仕上げた、カシミヤ混のVネックニットとスカートは、レースの下にジョーゼットを重ねることで、上品な透け感を実現しています。スカートは、ボタンを留めれば、ニットスカートとしても楽しめるので、着こなしに応じてアレンジが可能。さらに、使用している糸も単色でなく、トップグレーとブラックの糸を撚糸(糸にねじりをかける)しており、深みのあるチャコールグレーに仕上がっています。

ーーエポカの真骨頂である素材へのこだわりの強さは「ラ・マリア・デューエ」でも健在。

エポカに関わる全ての人に共通している「細部にこだわる」ことは服作りをする上で非常に重要なことだと思っています。糸からセレクトをして生地を作り、工場や職人とコミュニケーションを重ね、クオリティを高めていくこと。それにより、モノで溢れ返っている現在において、エポカを愛してくださっている方の信頼、また何よりブランドとしての大きな価値を生み出すことができると思っています。

  • ヴィヴィッドなブラッドオレンジが目を引く、モッズコート型のコート。パッチポケットや前立てをリブで表現できるのも、ニット仕立てならでは。全てニットで作られているので、着心地も軽くて柔らかなのも魅力です。またフードの裏面は、ファブリックをボンディングさせてさりげないアクセントに。また見頃は総裏仕立てにしているので、真冬でも薄手のインナーの上に羽織るだけで温かい。さらに、ウエストの内側部分のドローストリングを絞ることで、メリハリの効いたシルエットが楽しめます。

  • 常 ひとみ

    エポカ クリエイティブディレクター。
    2002年に〈エポカ〉のニットデザイナーとして参画し、2009年にチーフデザイナーに就任。
    2018年よりエポカのクリエイティブディレクターに就任し現職に。

Text:Kei Osawa
Photo:Hideyuki Seta
Direction:Fumiya Ide(RUBYGROUPe)

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